2024/04/05 KAU ショートニュース|通関業務代行
< ボルティモア事故 船主 責任制限申し立て >
米国東岸のボルティモア港の大型連絡橋がコンテナ船「DALI」の衝突により崩落した事故で、同船を所有するシンガポール船主と船舶管理を担うシナジーマリンは、メリーランド州北地区連邦地方裁判所に米国法に基づく責任制限を申し立てた。
現時点での試算は4367万ドルを見込んでいる。
一般的に海難事故においては、第三者への賠償はP&I保険でカバーされ、「船主責任制限制度」で限度額が定められることが多い。今回の事故は被害の甚大さに加えて、米国が船主国ではないため船主責任制度になじみが薄く、今後さまざまな議論が起こると予想される。
また、ボルティモア港はこれまで13年連続で自動車取扱台数が米国最大であり、自動車船事業において出入港の再開が遅れれば配船に大きな影響が及ぶ可能性があるとして、解決策を検討している。
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