2016/1/11 KAU ショートニュース
< 輸出引き続きマイナス|15年11月貿易額 >
財務省の貿易統計(速報)によると、2015年11月の輸出額は前年同月比は3%減の5兆9813億円と、2ヶ月連続でマイナスになった。
前月に続いて自動車が2桁増と好調に推移したが、鉄鋼、有機化合物などが大幅に落ち込んだ。
輸入額は、EU(欧州連合)が過去最高を更新したが、原油・粗油、LNG(液化天然ガス)が振るわず、2桁減。
地域別動向をみると、アジアは輸出、輸入とも3ヵ月連続で減少した。
このうち、中国は輸出が4ヶ月連続、輸入が2ヶ月連続のマイナスに。
ASEAN(東南アジア諸国連合)は輸出で自動車が伸びたが、それ以外の輸出、輸入とも不振をカバーできなかった。
米国は輸出が15ヶ月連続、輸入が2ヶ月連続でプラスになった。
EUは輸出が3ヵ月連続で増加するとともに、輸入は現在の方法で集計を開始した1979年以降で最高額となった。
中東は、輸出は自動車が堅調に推移。輸入は4割減となった。