2016/9/1 KAU ショートニュース
< 韓進海運が経営破綻・混乱拡大の恐れ >
かねてより経営危機が報じられていた韓国船社・韓進海運は8月31日、ソウル中央地裁に「法定管理」(日本での会社更生法に相当)を申請した。
30日に銀行などで構成する債権団が追加支援を行わないことを決定したことで、自力再建の断念に至ったもの。
影響として、既に日本でもブッキングが止まっているほか、一部サービスも動いていないとの情報もある。
また、シンガポールと中国・青島で韓進海運が運航するコンテナ船が差し押さえられたと情報も伝えられている。
韓進海運はコンテナ船腹量で世界7位を占め、東西基幹航路ではCOSOCO、川崎汽船、陽明海運、エバーグリーンなどとアライアンスによる共同運航を行っているほか、その他アジア-米国・中東航路でも他船社との協調配船を行っている。
そのため同社の船で共同運航、協調運航を行っている他船社への影響も予想され、混乱が拡大する恐れが出ている。